こんにちは!NEUTRALのAmiです。
先日、ジョージアの女性起業家を応援するセミナーで、ゲストスピーカーとして登壇させていただきました。
このセミナーは、ジョージアの大手銀行「Bank of Georgia」と、日本の「JICA(独立行政法人国際協力機構)」が共同で主催する、オンライン形式のセミナーです。
いわゆる「Webinar(ウェビナー)」というやつですね。笑
そんな大舞台に日本代表の女性起業家として登壇させていただきましたので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。
ジョージア人女性の社会進出
今回のセミナーは、ジョージアで美容や健康の分野で起業を目指す女性を応援するということが目的で、Bank of GeorgiaとJICAが共同で主催しています。
なぜ私がこのセミナーに参加することになったのかと言うと、以前、トビリシに住む友人から、JICAコーカサス担当の森さんを紹介していただいたことがキッカケです。
JICAと言えば、私が地元名古屋で経営するカフェ「Mond(モーント)」でフェアトレードコーヒーをはじめ、フェアトレード商品を取り扱っており、JICAが協賛するフェアトレードを推進するイベントなどにも参加していたことがありました。
当時、定期的に名古屋駅近くの「JICA中部なごや地球ひろば」でミーティングをしていた記憶が蘇ってきます。
森さんからこのセミナーへの参加依頼をいただいたときは、私でそのような大役が務まるのか不安な部分もありましたが、起業を目指すジョージアの女性たちに少しでもお役に立てるのであればと思い、二つ返事で引き受けることにしました。
と言うのも、森さんから事前にお聞きした話では、ジョージアは旧ソ連の構成国で、30年前までは社会主義国だったからか、「女性は家事をするもので、起業なんてもっての外」という考え方がまだまだ根強いとのこと。
女性起業家Ninoさん
そんな社会構造の中でも、女性起業家として果敢に挑戦され続けている「Nino Oghadze」さんが、今回のセミナー司会者です。
さて、ついにセミナーが始まりました。
Ninoさんは、美容系の会社を経営していて、キリッとした風貌とは裏腹に、話してみるととても気さくな方でした。
Bank of Georgiaが主催するセミナーということもあり、前半はNinoさんによる経理や会計に関する講義で、言葉はもちろんジョージア語なのでほとんど分かりませんでしたが、スライドを効果的に使って分かりやすく解説していたように思います。
さて後半はいよいよ、私の出番です。
日本での苦い経験
自己紹介から始まり、現在の仕事のこと、なぜ海外移住をしたのか、日本の職場における女性の立場などについて、通訳を介してお話させていただきました。
自己紹介や海外移住をした理由などは、プロフィールや以前のブログでも触れていますので、今回は割愛させていただきますが、私は大学卒業後に正社員としてWeb制作会社に勤めていた経験があります。
今回は、主にその職場で感じた男女差について、取り上げてみました。
Web業界は比較的新しい業界なので、他の業界と比べるとフラットな社風だと思いますが、それでもリーダーや管理職はほとんど男性が占め、なかでも一番悔しかったのは、年齢も入社時期も仕事量もほぼ同じ男性と給料に差があったことでした。
上司に追求しましたが、うやむやにされ結局何も解決されることはありませんでした。
15年以上前の話なので、現在ではその様なことは無いかもしれませんが、少なくとも当時は女性差別が存在していたことは事実です。
起業したい女性を応援します!
しかしながら、女性だからといって諦めた仕事は無いですし、女性が起業することに関してネガティブに考えたこともありません。
私自身が起業家ということもあるかもしれませんが、周りには女性起業家がたくさんいて、みなさん仕事をすることを楽しんでいます。
料理や掃除などの家事も好きですが、社会や人との関わり、人の役に立つような仕事をすることで、毎日が充実し「生きがい」を感じます。
私のやりたいことは「新しいことを始める人を応援する」ことです。
肩書きがたくさんありますが、それらの仕事をしたいというより、目的を達成するためのツールといった意味合いが強いかもしれません。
一般的に、男性と比べると女性の方がコミュニケーション能力や協調性に優れていると言われています。
予測不可能な時代とも言われる昨今、しっかり上下関係が整えられた縦型の組織より、臨機応変に形態を変えられる柔軟な横型組織の方が、危機にも強く、今の時代に適しています。
そのような組織では、コミュニケーション能力や協調性に優れている女性の方が、力を発揮しやすく、まさに「女性が活躍する時代」が到来したのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
Ami