こんにちは!NEUTRALのAmiです。
先日、ノマドの聖地「ジョージア」で1ヶ月間ノマド体験ができる「ノマドニア」で、Webデザイン講師として参加させていただいたので、その様子をお伝えしたいと思います。
「ノマドニア」とは?
ノマドニアは、ジョージアの首都トビリシで開催されているノマド体験講座です。
毎回満席になるほど大人気の講座で、受講者は1ヶ月間共同生活をしながら、リモートワークが可能な仕事を10種類、基礎的なスキルを学びます。
ジョージアは家賃や物価が安く、一人暮らしなら月5万円程度で生活することも可能なので、受講者の半数以上がそのままジョージアでノマド生活を続けているようですね。
講師は私のように、実際にノマドワーカーとしてジョージアに住んでいる方ばかりなので、実践的で幅広い知識が学べると思います。
具体的には、以下の職業を体験することができます。
- コミュニティマネージャー
- Webライター
- Web制作(Studio)
- グラフィック / Webデザイン(←私はコレ)
- SNS運用
- Webマーケティング
- 動画編集(VYOND)
- 広告運用
- インフルエンサー
- オンライン講師
詳しくは「ノマドニア」公式サイトをご覧ください。
駆け抜けた2日間
10種類の体験科目の中で、私は「グラフィック / Webデザイン」講座を担当させていただきました。
講座名が「グラフィックデザイン / Webデザイン」という記載になっていますが、グラフィックデザインは、ポスターやチラシなど紙媒体で印刷するもののデザイン、Webデザインは、ホームページやバナー広告などWeb媒体向けのデザイン、という違いはあるものの、どちらも似たような技術を必要とするため、まとめて一つの講座として担当させていただきました。
私の持ち時間は、1日3時間を2日間、合計6時間。
受講生は全員で12人で、一度にこんなにたくさんの方に教えるのは私の中では初めての試みです!
少しPhotoshopを触ったことがあるという方もいましたが、ほとんどの受講生がデザインに関しては全くの初心者ということもあり、短時間で細かい知識を詰め込むというよりは、Webデザインが楽しいと思ってもらえて、今後も続けていきたいと思ってもらえるような講義内容にしようと、数週間前からカリキュラムを練りに練ってきました。
まずは、デザインに関する基礎的な知識を説明し、その後、定番のデザインツールPhotoshopと、Illustratorを使い、実技としてアイコンを作るまで、無事に2日間を乗り切りました。
数人から「Webデザイナーを目指したい!」と言っていただけて、嬉しい気持ちの反面、ホッとした瞬間でしたね。
Webデザインって何をするの?
では実際に、Webデザイナーがどのようなことをしているのか、少し紹介したいと思います。
「デザイナー」と聞くと、斬新なアイデアや描写スキルが優れていないとできない仕事なのでは、と考えている方も多いかもしれませんが、デザインはアートと違い、顧客の要望を実現させるもの、問題を解決するものという側面の方が強いです。
もちろんそのような才能はあったことに越したことはありませんが、アーティストのように、自分の世界観を表現することが目的では無いですし、実際にそのような自己表現を求められることはほとんどありません。
画像加工や、グラフィック作成など、制作物を仕上げることはもちろんのことながら、顧客の要望やターゲット層をヒアリングして質感やテーマカラーを決めたり、Webサイトを利用するユーザーにとって使いやすい画面設計を考えたりすることも、Webデザイナーの仕事の一つと言えます。
また、HTML、CSS、JavaScriptといったプログラミング言語を使って、作った画像を配置したり、文字の種類や背景色を変えたり、ドロップダウンメニューを開閉させるなど、Web画面を構成していくコーディング作業もWebデザイナーの担当範囲となる場合もあります。
この辺りは、顧客やプロジェクトごとに違ってくるので一概には言えませんが、マーケティングやプログラミングの領域にも踏み込むことで、Webデザイナーとしてのスキルは格段に向上します。
Webの世界は広い
このように一般的には、与えられた素材を基に画像やグラフィックを作成することがWebデザイナーの仕事という印象があるかと思いますが、「携わったビジネスを成功へ導く」という姿勢で取り組むと、デザインとマーケティング、デザインとプログラミングというように、他の分野と重なる部分も見えてきます。
それは言い換えると、WebマーケターやSNS運用者、Webプログラマーなど、Webデザイナーではなく他の職種を目指す方にとっても、Webデザインの知識を学ぶことはとても有益なことだと言えるのではないでしょうか。
また、ノマドニアで学べる職種が10種類もあるように、リモートワークが可能な仕事は多岐に渡るので、Webデザイナーの仕事だけで収入の全てを賄う必要はありません。
もちろんWebデザインが大好きな仕事であればそれはもう天職と言えますが、他にも興味のある仕事があれば積極的に足を踏み出し、複数の柱を立てることもノマドワーカー/フリーランサーであれば可能です。
さらに、アーティストや写真家、飲食店経営、出張料理人といったWeb関連以外の仕事であっても、ホームページを開設したり、SNSへの広告掲載などは、自分のビジネスを成長させるために、今の時代とても重要なことです。
しかし、その都度デザインを外注していると経費も嵩みますし、納期もコントロールできません。
今の時代、ホームページを全て1から手作りしなくても、StudioやWixなどを利用すれば、ある程度のものなら簡単に作れてしまいます。
そうして作ったホームページに埋め込む画像や、SNSに投稿する画像だけでも、自分でデザインすることができれば、費用は格段に抑えることができますし、スピード感も出てきます。
ということで、持っておいて損は無いスキル「Webデザイン」について、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
Ami